2017/04 ≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2017/06
高級既製靴の最高峰といえばいくつか名前が挙がると思いますが、間違いなくその上位に挙がってくるのがEDWARD GREEN

202や808などの美しい名作ラストの数々や上質な革はもちろんですが、修理屋的にはつくりが特にいいですね☆

修理屋をしてますといろいろなメーカーの靴をばらしたり、成れの果てを見たりしますが、エドワードグリーンはいつ見てもいい(笑)


丁寧に釣り込まれれているため土踏まずのフィット感は最高ですし、つま先と踵の芯材までもが上質な革なので型崩れしにくい☆

アッパーに走るステッチやソールとウェルトを縫い合わせているアウトステッチのピッチは細かくかつ正確☆

コバの仕上げは美しく、ファジングやヒールウィールも完璧☆


型崩れがすごかったりステッチが不安定だったりすると修理もしにくいのですが、エドワードグリーンはすごく修理しやすいです☆

修理しやすい靴は、もちろん修理の仕上がりもよくなります☆


繰り返し修理しながら長く履くための条件がそろったシューメーカーだと思います☆










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まず1足目はチェルシー、定番のドレスシューズです。

よく手入れされていて、ぴかぴかですね☆



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ハーフラバーソールとヴィンテージスティールで補強してありますが、ハーフラバーソールがすり減ってひび割れてきていますね。

ヴィンテージスティールはハーフラバーソールの上から取り付けていますので、ヴィンテージスティールを残してハーフラバーソールだけ交換することはできません。
しかし、ハーフラバーソールを交換するころにはソールの返りがでていてヴィンテージスティールをつける必要がない状態になっていたり、ヴィンテージスティールもある程度削れていて交換の時期になっていたりします。



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今回は両方新しく交換しました。

十分にソールの返りが出ていましたが、やはりヴィンテージスティールをつけておけば安心ですね☆



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ハーフラバーソールもヴィンテージスティールも薄いので横から見ても目立ちません。

コバがきれいに整いましたので、よりきれいに、シャキッとしましたね☆





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2足目はスエードのプレーントゥ、珍しいスプリットウェルト仕様☆

ドレスシューズのイメージが強いエドワードグリーンですがさすがはイギリスのシューメーカー、このようなカントリースタイルの靴もしっかり作っています☆



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ソールを見ると現行物では珍しくヒールにダヴテイルが、やはりカントリースタイルにはラスターよりダヴテイルのほうが似合いますね☆



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まずはミドルソールまですり減ったつま先を革でお修理☆

厚めに革やラバーをつぎ足す場合、接着のみでは強度的に不十分なことがあるので今回のように釘を打つこともあります。



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ヒールも交換しました、もちろんダヴテイルでも釘の打ち方はエドワードグリーン式の3本寄せ☆



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こちらもコバが整ってシャキッとした感じがしますね☆





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3足目は黒カーフのアデレード&ウィングキャップ

私は初めて見ました、珍しいモデルですね☆



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つま先はラバーで補強されているので今回は大丈夫、ヒールは交換の時期です。



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もちろんラスターの釘は3本寄せ

履いてしまえばほとんど見えない部分ですが、こういう細かいところにこだわるからこそエドワードグリーンらしさが表現できるのです☆





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最後は新品のチェルシー、まだ何色にも染まってません(笑)

いい革は磨くほどに目が詰まって艶がでてきます、履くほど魅力が増していきますので、これからが楽しみですね☆



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ソールの仕上げも美しい☆

エドワードグリーンのコバやソールの仕上がりは、ユニオンワークスでもお手本として長年研究しております☆



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履き下ろす前の定番カスタム、ハーフラバーソールを装着しました。

かっこいいけど滑りやすいレザーソール、これでかなり歩きやすくなりますね☆



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もちろん横から見てもほとんど目立ちません☆



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この角度から見ればラバーが貼ってあることは全く分かりませんね☆











・Half Rubber Soles¥3,500~
・Vintage Steels¥4,000~
・Leather Toe Tips¥3,000~
・Dove Tail (ダヴテイルヒール)¥4,500~
・Quater Rubber(ラスターヒール)¥4,500~
  (税抜)








工場に直接靴を送っていただいてのお修理も大歓迎です。 


How To Order :http://www.union-works.co.jp/contact/

Web Repair :
http://unionworksrepair.com/#!/ 

Web Shopping :
https://unionworks.stores.jp/#!/




(工場 森田)




2016/03/01|エドワードグリーン コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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年代物のお宝シューズです!


さてどこのブランドの靴でしょうか?!

この刻印だけでどこの靴がわかってしまう方はかなりの靴マニアですね(笑)









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正解は旧工場時代のエドワードグリーンです。

(中敷きの写真をうっかり撮り忘れてしまいました・・・がこのタイプの中敷でした。)
 
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以前はよく修理で見ましたが、最近は少なくなってきてしまいました。





こちらは素晴らしいコンディションの未使用品!!


なぜ履いていなかったかと言うと・・・









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実はソールがこんな仕様!

ゴルフシューズも手がけていたんですね。









この度は街履き用にしたいというご依頼です 。



もちろんグッドイヤー製法ですから

ソールを丸ごと張り替えてしまえばちゃんと仕上がりますが

なんだかもったいない ・・・








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そこでピンを外し、土台の受けの金具を隠すために

やや厚みのあるユニオンハーフラバーで覆い

踵はダヴヒールで交換です。










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配色はなかなか派手ですが、普段に使える靴が増えました。




眠っているレザーソールのゴルフシューズをお持ちでしたらお気軽にご相談ください。

(製法によっては交換が不可能なものもございます)










( 銀座店 鳥海 )






2013/02/26|エドワードグリーン コメント(0)トラックバック(0)TOP↑

 お待たせしました!前回の続き、TOP DRAWERのオールソールです♪



まずは修理前
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 いい感じに履きこまれています。

 まさにオールソールの時期ですね♪




そして修理後
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  ほどよいピッチドヒール♪

  美しい半カラス仕上げ ♪

  丸く盛り上がり、くびれたウエスト♪

  アッパーに吸い付くような土踏まずのコバ。♪

  土踏まずとヒールの境目の段差(チッ!)♪
 

 オリジナルにできる限り近づくようにとこだわった結果、すばらしい仕上がりになりました。


 難しい修理ゆえ、本家EDWERDGREENと同じくUNIONWORKSの中でもごく限られた職人  しかこの修理には携わりません。


 やっぱりTOP DRAWERは特別なんですね。







TOP DRAWERオールソール  ¥31,500~
※特殊な修理のため、納期/金額は要相談にてお願いいたします。




(工場 森田)


2012/04/26|エドワードグリーン コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
  EDWERD GREENの中でもごく限られた職人のみが作り上げるという

まさに既成靴の最高峰、TOP DRAWER!!

いたるところに意匠を凝らしてあり、ビスポークにかなり近いつくりになっています。


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特徴はやはり底周りです。

丸く盛り上がり、くびれたウエスト。

アッパーに吸い付くような土踏まずのコバ。

土踏まずとヒールの境目の段差(チッ!)。
 
 ・
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中身、気になりますよね。

実は自分も初めて見るんです♪


本邦初公開!? こちらがTOP DRAWERの中身になります!!


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まず目に付くのは、ウエストの丸みをサポートする革が大きい。

そして、ウェルトがかなり薄い。


ほとんどの人が分からないと思うので、普通のEDWERD GREENと並べてみました。




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下がTOP DRAWER

ウエストのくびれがより強調され、丸みをサポートする革の形や大きさが全然違います。




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上がTOP DRAWER

ウェルトが薄い!

そしてより深く釣り込まれているのが分かります。




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手間隙を惜しまずに、技術の限りを尽くして作られているのが良く分かります。

毎日色々な靴の中身を見ていますが、TOP DRAWERは別格です!





修理完成は次回の記事にて紹介いたします、お楽しみに♪




(工場 森田)


     

2012/04/17|エドワードグリーン コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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前回から引き続き Edward Green のオールソール☆








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数ある種類のベンズ(アウトソール)から厳選したものを新たなソールとして仮接着、その後エッジをトリミングします。









OS前   


ウェルトに残る古いアウトステッチは全て除去済み。これ当然です♪

同じ穴に新たなステッチを落とすことはまさに神業?









OS後 


まあ、ご覧の通りでございます(笑)









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ただ、古い穴を追いガチャガチャ縫えばいいって話しじゃありません。ソール面には糸が出ないよう「ヒドゥン・チャネル」仕様です。エドワードグリーンのソールを貼りかえるなら、これも当然です♪












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で、「ヒドゥン・チャネル」


なかなか実際の所どうなっているのか???


今回はアップでご紹介。


5ミリ厚のアウトソールのエッジから7、8ミリを薄く?スライスし?それをまくり上げ?、その下を?縫っていくわけです。


(「?マーク」多いのは的確な表現が見つからないためです。言葉にすると何だか安っぽく簡単そうになってしまいますが、なかなか奥が深いんですよ。)









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ちなみにこの画は本家エドワードグリーンの工場が行ったもの。靴の製造工程を紹介するサンプルです。

やはりかないません。ため息モンです・・・・・・・・・・・。








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チャネルを寝かせてヒールも付いた画。

ここからはトリミング妙技の見せ所。










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ヒール部のラフ・フィニッシュ。












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ヒールの飾り釘は真鍮無垢のモノ。

一本打っては釘の頭を落とし・・・・・・それの繰り返しで今回は両足で46本。








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ウェストのラウンドエッジの再現。これも常識です。













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ソール・ステインで仕上げた後、決められた箇所にコテ、ウィール(飾り)を入れて完成☆

お疲れ気味のアッパーも優しく磨いてあげます。










これでまた長く履けますね☆












2010/09/07|エドワードグリーン コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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