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元祖アルチザン系といわれるカルペディエムのレースアップブーツ、
履きこまれてやれた雰囲気がたまらなくカッコいいですね☆



 C DIEM(カルペディエム)

 1994年にマウリツィオ・アルティエリによって設立された、
 ブーツなどレザー製品を主に作っているブランド

 ブランド名の由来は紀元前1世紀古代ローマの詩人、
 ホラティウスの詩に登場する語句(ラテン語)。
 「その日を摘め」「今この瞬間を生きる」などの意味を指す。

 ファッションの域を超え芸術品と評されるアイテムは、
 デザイナーが全幅の信頼を置く1人の職人によって全行程手作業で作られています。



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ソールはカルぺの特徴でもあるレザーハーフソールを釘止めの仕様、大きく削れていますね。

レザーハーフとヒールトップピース交換でも問題ない状態でしたが、雰囲気を変えるためラグソールに交換します。



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こちらはまだ修理前、ソールは薄めで踵まわりのコバは控えています。

厚手で上質な革のため、アッパーは全く問題なし☆



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レースホールはハトメなしのタイプ、ここも強度を上げ雰囲気を変えるためアイレットを取り付けます。










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ここからは修理後

VIBRAM#100に交換しました!

ラバーソールの中でも特に耐久性とグリップ力があり、
何よりごつごつと厚みのある見た目のインパクトが凄いソールになります☆



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ヒールの高さはバランスを見て少し高めに、積み上げの革を入れて調整しました☆



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踵まわりは張り出しがあったほうがいいと思いましたので、
ソールの土台から交換しヒールまわりにもアウトステッチをかけています。




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アッパーのデザインともよく合っていますね、迫力が増しました☆

つま先が反り上がっていて、とても歩きやすそうです☆



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アイレットはガンメタリック(黒ニッケル)を選択、黒い革にはよくなじみます☆



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具体的な修理工程

①ソールを土台からすべて取り外す。

②土台の5mmレザーソールを貼り、マッケーステッチで中底と縫い留める。

③3mmラバーミドルソールを貼り、張り出させた5mmレザーと全周アウトステッチで縫い留める。

④3mmラバーミドルソールにVIBRAM#100ソールを接着し、ヒールも取り付ける。

⑤コバを削り整え、着色する。

⑥ハトメを取り付ける。


・Rubber All Sole Vibram #100 : ¥16,500

・土台の5mmレザーソール : ¥3,300

・3mmラバーミドル : ¥2,200

・アイレット取り付け(7列) : ¥7,700

修理期間は2週間でした。










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ただいまDMとお修理品を一緒にお待ち頂ければ、期間中何度でもお修理代金10%OFFになります☆
この機会に是非、ご活用下さい!

今回の使用期限は6月27日までになっております、ご注意くださいませ。



DMはカスタマー登録がお済の方にお送りしております。
カスタマー登録がこれからの方はコチラからご登録いただけます。
※今登録して頂けた方には、次の夏にDMをお送りいたします。



カスタマー登録についての詳細は下記からご覧ください。

http://unionworks.blog118.fc2.com/blog-entry-2390.html

http://unionworks.blog118.fc2.com/blog-entry-2393.html




忙しくて店舗にご来店いただけない方も多いかと思います。

工場に直接靴を送っていただいてのお修理も大歓迎です。


郵送でのお修理 :https://www.union-works.co.jp/order/

リペアメニュー :http://unionworksrepair.com/#!/

ウェブショッピング :https://unionworks.stores.jp/#!/






ありがとうございました☆

工場 森田

2021/02/15|グイディ、カルペディエム||トラックバック(0)TOP↑
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CCP(キャロルクリスチャンポエル)のプレーントウ

極太のシボに深いシワ!!この革は何でしょうか?

アルチザン系の最高峰といわれるだけあって、さすがの存在感ですね☆





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つま先がかなり減って、ウェルトまで削れてきています。

このままでは良くないです、これ以上ウェルトが削れるとリウェルトが必要になってしまします。

この手の靴はなるべく元々のパーツを残さないと全く違う雰囲気になってしまうので、ウェルト交換は出来る限り避けたほうがいいと思います☆





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ヒールも積み上げ2枚分位削れています。

2枚くらいなら問題ありませんが、
できればトップピースのみ(1枚)の交換で済むタイミングで修理するのが、雰囲気を残すコツ★


今回はまだオールソールには早いので、つま先とヒールの部分修理で行きます☆













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ここからは修理後

いつもながら素晴らしい仕上がり、雰囲気でまくってますね☆





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つま先はレザーで継ぎ足してからアウトステッチをかけ、オリジナル同様に飾り釘を打ちました。

ざらざらした感じはもちろんわざとです☆





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ヒールもいい感じ、此方もわざと積み上げの革をずらして仕上げています☆

ハンマーでたたいて凹ませたり、粗いペーパーで傷つけたり、色々しながら雰囲気を出していきます☆



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雰囲気出てますね☆ 完璧な仕上がりだと思います☆

実際修理してあるのかどうかも分からないくらい自然に仕上がりました☆





弊社はブリティッシュスタイルの修理屋になりますが、アルチザン系も結構理解しています☆





(今回の修理代)

・トゥレザー+アウトステッチ ¥5,400

・積み上げ+レザーヒール ¥7,020

・釘現状仕上げ+CCPエイジング ¥3,240

・納期 3~4週間








 忙しくて店舗にご来店いただけない方も多いかと思います。 

 工場に直接靴を送っていただいてのお修理も大歓迎です。



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ありがとうございました☆






工場 森田

2019/08/05|グイディ、カルペディエム||トラックバック(0)TOP↑
 

 

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先日に続きグイディのお修理です☆
  
 

 


 
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足に吸い付くかのような質感、
履かれるオーナーによって違う経年変化を見せる立体的な履きジワが魅力のグイディ。

 
 
 

 
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グイディは元々イタリアの有名タンナーからのスタートでレザーへの拘りは強く
新品でありながらからアンティークレザーの様な色、質感も魅力のまたひとつ。

 
 

その独特な革を生むにタンブラーダイ製法と呼ばれる染められ方をしています。
靴を作った後にドラム洗濯機に入れて染めてしまう感じです。。。
 
 





その作業が少し観れますので、お時間ありましたらご覧になってみて下さい。
開始10秒くらいの画にビックリしました☆
※動画ご覧の際は音量を小さくされる事をオススメします。 
BGMの雰囲気で途中からちょっと怖い映画を観てる感覚になってきますが(苦笑)、、



そんな拘りが詰まった1足。
しっかり修理して長く履いて行きましょう♪

 



 
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ツマ先の擦り減り、
 
 

 


 
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カカトはトップピースを超えて、
ソール近くの積み上げまで擦り減ってしまいました。
 



 
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ツマ先とヒールの部分的お修理でもご対応出来るのですが、
 

 

 

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今回はソール部分も薄く擦り減っていましたので
オールソールでのお修理です。

 

 


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オリジナルの雰囲気を壊さない様に 

 



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ソールの微妙な歪みやボコボコした質感、 

 


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エッジのガサガサした質感を再現してお修理を進めます。



 


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本家と同じ様に洗濯機でゴロンゴロンと回しての染め直しは出来ませんが、
色が抜けて乾いてしまっていた全体をクリームで磨いて完成です☆
 

 


 
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これでまたしっかりお履きいただけます。

 
 
 

 
忙しくて店舗にご来店いただけない方も多いかと思います。 

工場に直接靴を送っていただいてのお修理も大歓迎です。



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宜しくお願い致します。





銀座店 新宿店  フナヤマ   

 
 
 



2019/07/30|グイディ、カルペディエム||トラックバック(0)TOP↑
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GUIDIの定番、バックジップブーツ☆

甲から足首にかけての皺が特徴的、アルチザン系ブランドの代表的ブーツですね☆



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左足のジップが破れていて、右ももうすぐ破れそうな状態。

テープの破れは修理できませんので、ジップ丸ごと交換になります。


この時期のGUIDIはジップのテープ部分がコットンで出来ている為、強度が弱く破れやすい傾向にあります。

GUIDIはタンブラーダイというかなり特殊な染色方法で、タンブラー(浴槽)で完成した靴を丸ごと染めています。

特徴は糸や内側まで丸ごと染まる事、ジップのテープがナイロンだといい感じに染まらない為にコットンのテープなんだと思います。

コットンのテープは雰囲気があってよかったのですが、最近のGUIDIは最初から色のついたナイロンテープのファスナーを使っているものも有るようです。

強度をとるか雰囲気をとるか、悩ましいところですね★★★



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ジップの持ち手はGUIDIオリジナル、かっこいい!

スライダーは問題なさそうなので、今回はそのまま移植し使用します☆






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先ずは革を傷つけないように一目一目ステッチをほどいてジップを外します。



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元々のジップを外したら新しいジップを準備、メーター買いしてあるジップをちょうどいい長さにカット。

YKKの高級ラインのエクセラジップ、テープがナイロンなこと以外は元々ついているジップと同じです☆



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GUIDIのジップは上止めと下止めのあるタイプ、エレメント(務歯)を喰い切りで一つずつ取ります。

ここで完全にジップの長さが決まります、エレメントを取りすぎたら短かすぎになり、最初からやり直しになってしまうので注意!


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左2つが上止めで右のX型が下止め、これもGUIDIと一緒のパーツ☆


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エレメントをとり終わったら下止めだけを取り付けます。



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ここからがGUIDIならではの作業、テープの染め。

染料を調合して、緑っぽい微妙な色を作ります。



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色が出来たらテープに塗って染めます。

左(上)に重ねて置いたのがもともとのジップ、ほとんど同じ色になりました☆



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染めた後はスライダーを通して上止めを取り付け、これで新しいジップの完成です☆



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ジップのテープ部分に持ち出しを接着。

持ち出しはジップが直接足に当たらないようについている革のパーツです。



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ジップとアッパーをボンドで仮止め。



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一回目のミシン(内側のライン)はライニングは剥がしたまま、アッパーとジップ(+持ち出し)を縫います。



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縫い終わったら、ライニングを接着。



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2回目のミシン(外側のライン)でライニングごと縫って、完成です☆



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テープの色はほぼ完ぺきに再現できました、雰囲気が崩れることなくいい感じです☆

ナイロンで強度的にもかなり上がっています、これでそう簡単に破れる事は無いでしょう☆

オリジナルの持ち手が使えるのはうれしいですね☆



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・ジップ交換 片足¥6,480~ 
※長さによって変動します、今回の長さですと片足¥8,640でした。

・エスセラジップ使用 +¥1,080

・テープ染め +¥1,080

・納期 2~3週間








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ありがとうございました☆






工場 森田


2019/07/29|グイディ、カルペディエム||トラックバック(0)TOP↑


GUIDIグイディ

1896年、イタリアのトスカーナ ぺシャ市にてグイディ(GUIDI)のルーツとなる会社コンチェリア グイディ ロゼリーニが創業される。

100年以上に渡ってコンチェリア グイディ ロゼリーニ社はイタリアでも有名なタンニングのスペシャリストとしての地位を築きあげ、キャロル クリスチャン ポエルやカルペ ディエムの素材提供をしていると言われる。

2005年秋冬シーズンより、プロジェクトとして「グイディ(GUIDI)」のコレクションがスタート。

日本でも大変人気のブーツメーカーで、アルチザンブランドの中で最も重要なブランドの一つです。





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こちらが今回修理するGUIDIのバックジップブーツ

足首からつま先にかけての皺が特徴的ですね、アルチザンブランドの本流を行くデザインです☆



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ソールはハーフラバーソールを貼っていますが、すり減って穴が空いています。

ヒールも大きくすり減っています。



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かなりハードに履かれていたようですね(凄)

つま先が大きく反り返っています。



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正面から見ると外側に傾いて、ねじれたように歪んでしまっています。



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ヒールはかなりすり減っていますね、やはり外側に傾いています。























ここからはお修理後☆

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レザーソールにハーフラバーソールとラバーヒールの仕様



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ウエスト部だけですが、しっかりGIDIっぽい色に染めました☆

コバの粗さや丸い感じもオリジナルに忠実に☆



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反りあがったソールや全体の歪みもかなり直ったのではないでしょうか☆



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少しひび割れたようなアッパーの革がアルチザンぽくて良い感じ★


コバも雰囲気良く仕上がりました☆



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ヒールもいい感じの雰囲気☆



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修理前の写真を撮り忘れましたが、今回は右足ジップの持ち出しを交換しました。
※指でつまんでるところが持ち出してす、ジップが直接足に当たらないようにあるパーツになります。



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修理前のマットな感じもいいですが、磨いて艶が出た感じもいいですね☆

再びガンガン履いていただければと思います★














今回の修理代金

・オールソール レザーBプラン ラバーヒール : ¥17,000

・GUIDI風加工(コバの雰囲気をできるだけGUIDIっぽく加工) : ¥4,000

・ハーフラバーソール : ¥3,500

・右足ジップ持ち出し交換 : ¥4,000


・納期 : 3~4週間










忙しくて店舗にご来店いただけない方も多いかと思います。 

工場に直接靴を送っていただいてのお修理も大歓迎です。



※DMですが、次回よりカスタマー登録済の方にのみお送りいたします。

カスタマー登録がお済でない方は、弊社ホームページのCUSTOMER REGISTRATIONからお願いいたします。

カスタマー登録の詳細はこちらをご覧ください。

① http://unionworks.blog118.fc2.com/blog-entry-2390.html

② http://unionworks.blog118.fc2.com/blog-entry-2393.html


お手数をお掛けいたしますが、ご登録よろしくお願いいたします。




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工場 森田






2018/07/11|グイディ、カルペディエム||トラックバック(0)TOP↑
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