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今回はカウンターライニングの修理。

UNIONWORKSでは伝票に書くときは略して「CL」と書かせていただいております。




靴を長く履いていますと

アッパーも痛みますが、ライニングも痛んできます。

例えばこのような感じに・・



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ライニングが破れて欠損し、芯材が見えてしまっています。

このままでは、いずれ芯材が崩れて靴の形が保てなくなってしまいます。








でも大丈夫です♪


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革を貼り込んで、ステッチをかけて♪


DSC00472_20100919091542.jpg 









余った革はカットして、エッジの処理をして♪

DSC00477.jpg  









今回はアイレットぎりぎりまで貼りました。


DSC00476.jpg 







完成です!!


DSC00479.jpg 



これでまたガンガンお履きいただけます。








今回のように「エクストラロング」で施術した場合はプラス料金がかかってしまいますが、カウンターライニングは通常プライスで3,150円。

一週間のお預かりとなります。







お靴を磨くときは外側だけでなく、ライニング側もよく見てあげてください。

カウンターライニングだけでなく、お客様の小指が当たる箇所などもダメージ受けているかもしれませんよ。・・・・・・・・。















(青山店 今津)





2010/09/30|メンズ靴修理コメント(5)トラックバック(0)TOP↑

前回、青山店からUA方面にある各種SHOPを紹介させていただきましたが、
今回は外苑前駅方向にあるSHOPとさらにリーズナブルにランチが食べられるお店をいくつか紹介させていただきます。





青山店からキラー通りを十数メートルほど外苑前駅方向に歩くと、
アーティスティックな小物などが買える「WATARI-UM」が。




ワタリウム 







さらにもう少し歩くと伊ファッションの真髄が味わえる「FRANCO PRINZIVALLI」に。


フランコプリンツィバリー 









このあたりはインテリア系SHOPも充実しています。
BC工房」は無垢板テーブルと椅子の専門工房。


BC工房 







Lloyd's Antiques」でアンティーク家具のチェックも楽しいですね。


ロイズアンティーク 









と青山店周辺をブラブラしているとお腹がすいてきますね。
このあたりでランチができるところは・・・・。

まず青山店すぐ隣のビル地下に入っている「しあさっ亭」。


しあさっ亭(外観) 






とってもリーズナブルです。






しあさっ亭メニュー 







青山店の裏手にあるのが「青山山荘」。








青山山荘外観 






青山店店長、鳥海氏に連れて行ってもらいランチをしてきました。






青山山荘料理 






ここはオーディオ設備が充実しています。






青山山荘オーディオ 







UAの近くなら「金魚鉢」。






金魚鉢外観 






「冷やし豚」は味もボリュームも文句無し。






金魚鉢冷やし豚 







とんちゃん通り沿いには中華の「昭和軒」もあります。
(筆者はここのホイコーロー定食をよくいただいています)






昭和軒 








という感じで、青山店の周辺は色んなSHOPがあり、
また意外とリーズナブルで美味しいランチが食べられるお店も数多くあります。
一度、ぶらっと「青山店周辺巡り」をしてみませんか?





















byライターYM


2010/09/29|店舗、スタッフ紹介コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
毎月ほぼ恒例となった粋人会議、
今回は白金八芳園で中秋の名月を眺めながら、
楽しいひと時を過ごしましょうというご案内。


ハイ、喜んでといつものメンバーにメール連絡。


UNION WORKS中川代表は家族サービスデイで欠席、
Tailor Caidの山本代表はオフィスの引っ越しで欠席とは残念です。

お二人とは別の機会を作って会うことにしましょう。



さて、シューズチェックのスタートです。



一人目はイラストレーターのソリマチさん、
ベージュのコットンスーツにチャーチズのモンクストラップで登場。

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こういう真っ当なコーディネートはいつ見てもいいものです。







続いてフルート奏者の森央クン

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ブダペストを代表するシューメーカー、ヴァーシュのアデレイドスタイル、セミブローグ。
これぞ本家アーモンドトゥです。







VICK TAILORのコンちゃんは朋友YOHEI FUKUDAのキャプトゥ、
最近誂えたばかりだそうです。

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素材はグレーがかったブラウンのカーフですが、
キャップだけ黒のワックスで磨き上げるのは福田洋平クン直伝のテクニックです。






初参加、Bespoke Tailor Dittosの水落クンはホールマークスのキャップトゥ。

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パターンオーダーですがビスポークにしか見えないのは、
足幅が極端に狭いからでしょう。
羨ましいもんだ。






ブログ友達らみいさんはEDWARD GREENのトップドロワー、サウズウォルドがお気に入り。

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88ラストのシャープなトゥラインが美しいですね。






私はこのブログでもご紹介したG.RODSONのガン、
相方はRALPH LAURENコレクションのサンダル。

!cid_004a01cb5b8a$cdb3acb0$0401a8c0@pPC.jpg 

相方はリングが甲にキリキリくいこんでパーティ後半は不機嫌でした。








最後はTAILOR GRAND長谷井クンのスエードプレーントゥ。

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見たことがない靴だと思ったらLOYD FOOTWEARで購入したそうです。
へえ、たまにはチェックしなくちゃいけませんね。




今回はこれでおしまい。




酔っぱらって福田洋平クンのシューズチェックを忘れてしまいました。
これからは飲む前に撮ることとしましょう。




それでは次回をお楽しみに。


yo-c



2010/09/28|日々の出来事コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 

 EDWARD GREEN】 、 【MANOLO BLAHNIK 】 など



 あこがれのブランドを、数多く揃えるSTRASBURGO





 9.22 丸の内シューストアOPEN を 記念した

 レセプションパーティーにお招き頂きました !





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 店内にはエドワードグリーンをメインに、数種類のブランドが置かれ

 チェルシー、カドガンといった名作モデルをはじめ

  今季のNEW モデル、アニヴァーサリーモデルがズラリと並び


  「圧巻」 の一言。





DSC00487.jpg 


 靴を修理するにあたり、オリジナルの状態をよーく見て

 知っておく事は 、とても大切であり

 1度にこんなにたくさん新品の靴を見る機会は、なかなか無いので

 とても良い勉強になります。 

 また、普段お会いする事のない、ショップスタッフのみなさんや関係者の方々と

 お話しできて、普段とは違った喜びを感じます♪






 色々な事に感動するワタクシたちの隣で、

 先程からウチのなかがわ代表が、とても綺麗な外国人の女性とお話をしています
 
 

 ちいさな声で 「どなたですか?」と聞くと


 !!


 エドワードグリーンのヒラリー・フリーマン女史 !
 
 
 
 震える手で握手をして頂き、一緒に写真を撮ってもらう事が出来ました。





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 リデア・田島代表、並びにスタッフの皆様、

 お招き頂き有り難うございました。







 工場 カスタマーサーヴィス係






2010/09/27|日々の出来事コメント(0)トラックバック(0)TOP↑


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この度、ユニオンワークスでは新しいスタッフを募集します!!


 
 
   勤務地、仕事内容  UNION WORKS FACTORY
                 靴修理アシスタント、顧客サービス補助 1名
 

                 UNION WORKS 
                 靴修理アシスタント、接客業務 1名
 

                 UNION WORKS  AOYAMA
                 靴修理アシスタント、接客業務 1名
 
 
 

   資格          学歴不問 経験者歓迎 25歳位まで
 

   給与          応相談
 

   休日          水曜日、応相談 
 

   待遇          交通費1万円まで支給
 
 

   履歴書送付先    UNION WORKS FACTORY
                 213-0001
                 神奈川県川崎市高津区溝口6-2-1
                 044-829-4447

                 担当 川津三枝
   
 
           
           
     ※書類審査の上合格者のみご連絡いたします。
       尚、履歴書は返却いたしませんのであらかじめご了承下さい。

      



 

  ( ユニオンワークス )





 

 


     


2010/09/26|お知らせコメント(0)トラックバック(0)TOP↑

P1020212.jpg 
 

当初は艶やかで、深みがあり、吸い込まれそうだったあのコードバン独特の艶。

次第にしわの谷から曇り初め、途中に諦めもあったのか徐々にこんな感じに。。。。

 

艶は見る影もなく、表面はガサガサ。

コードバンだったのか?という状態です。
 
 
 

普通のクリームだけでのポリッシュではなかなか以前の艶は取り戻せません。
 

そこで今回ご紹介しますのはコードバンポリッシュのサービス。
 

ワックス等で無理やり艶を出すのではなく、しっかりと栄養を与え、磨きこむことで

透明感のある自然な艶が取り戻せます。
 

何はともあれ、こちらをご覧いただきましょう。
 
 
 
 
P1020225.jpg  
 
 
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どうですか!!
 
 

何度見てもため息物です。

やっぱりコードバンなら、この艶が大きな魅力。
 

一度失ってしまったあの輝き。
 

きっともう一度、取り戻せることでしょう。



 
 

いつもお世話になります。

今回もボールワークス丸谷さん の腕前に脱帽です。


状態にもよりますが、¥1,575~
 

是非一度お試しください。










( 青山店 鳥海 )







2010/09/24|オールデンコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
  

  一生みれないかも知れない‥ 



 何だかそんな気がして、六本木の美術館に足を運びました



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 良い天気♪という事もあり


 館内は太陽のひかりでキラキラして


 とても気持ちの良い空間。



 

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 「黒川紀彰って凄いんだなぁ」なんて思いつつ向かったのは


 「マン・レイ展」



 芸術に疎いワタクシですが「キキ・ド・モンパルナス」と「黒と白」は

 本で見た事があり、興味がありました。



 他にも、耳にした事のある名前が題名に書かれたポートレートが並び

 ・ パブロ・ピカソ  (まだ髪がふさふさだなぁ)

 ・ イサム・ノグチ  (たしかイームズ夫妻とスキヤキ食べた彫刻家だったような気が‥)

 ・ アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ (老人と海?海と老人?)
 

 すべて見終わった後、何故か贅沢した気分になりました。



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 帰り道、R246にて偶然にもこんな写真が撮れました


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                                                                                                   2010 セルフポートレート (笑)



 

 工場あおき



2010/09/21|日々の出来事コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
  リウェルトまで無事に終わった


 ロンドン・ロブのビスポーク



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 うすーくコルクを詰め、新しいレザーソールを仮止め程度に接着して


 アウトステッチでしっかりと縫い止めます



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 今後の修理も視野に入れ、針を落とす位置、ピッチ etc を決めます
                          (これ、かなり気を遣うんです) 
 



              ここまでくれば、完成まで、あと僅か





 UWが誇るオールソールチームに最後の行程を委ねます

 きっと素敵なフォルムに仕上げてくるでしょう







 「G線上のアリア♪」でも流しながら、出来上がりをお楽しみください



           ~ ♪



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                                 ~ ♪ 

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            ♪ ~ ♪

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                             ~  ♪ ♪

RIMG1062.jpg



  

 技術的に可能であれば


 ビスポークでもサンダルでも


 お直しさせて頂きます。    






RIMG1060.jpg 


 UNION WORKS 


    の
 


  (あおき)




2010/09/20|メンズ靴修理コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
Old Tricker's 緊急入荷です!!!


DSC00559a.jpg 
モデルはCap-Toe Black!!! 


Sizeは、恐らく8~8ハーフ!!(サイズ表記無しです。)


ソックシートも筆記体時代の物。


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奇麗にクビレたウエスト♪


DSC00565a.jpg 



ウェルトも徐々に細くなって行く細かい仕事!!!


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ちょっと履かれていたので、HeelはDove Tailで修理済☆

DSC00569a.jpg 



ツマ先はまだまだ大丈夫です♬


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何とこのOld Tricker'sを、、、


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¥29,800で販売致します!!!!








そして、もう1足Old Tricker's!!!


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モデルはCountry Boots C-Shade!!! 


Size   8

Fitting  6


しかも!DEAD STOCK!!!!


¥50,400です!!


タンの裏のタグも付いてるデザインは、、、


DSC00576a.jpg 







現行モデルは、、、


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ソールデザインも古いと、、、



DSC00577a.jpg 








現行モデルは、、、


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個人的には、


Oldモデルのこの焼き印に胸を躍らされます♬

DSC00578a.jpg 


今回はカントリーブーツに限り、

箱も古いのが付いてきます。


DSC00584a.jpg 


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靴もさることながら、


こちらの箱も素晴らしい雰囲気です。





さらに、渋谷店にはもう一足Old Tricker's!!!


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Room Shoes??


Size7~7ハーフ


¥39,800です!!



ちょっと変わり種かもしれませんが、

履き口のデザインと全体の曲線が

素敵な雰囲気を生み出しています。


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赤ライニングに筆記体のソックシート!!

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ソールはレザーソールです。






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現行モデルでは味わえない雰囲気、経年変化をお楽しみ頂けると思います。


3足共古いのは間違い無いのですが、


年代までは特定出来てはおりません。


わかる方いらっしゃったら、是非とも教えて下さい!!(笑)




あまり見かけないOld Tricker'sを是非お手に取って見て下さい。








他にも渋谷店では、秋冬に向けてBootsも準備しておりますので、


そちらも宜しくお願い致します。




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渋谷店  フナヤマ







2010/09/18|トリッカーズ.コメント(4)トラックバック(0)TOP↑
1足に1つ。

必ず用意していただきたい、シューツリー。


しかし、インポートのケア用品は値上げの一途。

しっかりしたツリーの価格は10,000円近い物が多くなってきました。

次々と靴が増えてしまう靴好きには、ちょっとした悩みの種です。






今回ご紹介するのは、数量限定でたまたま仕入れることができたこのツリー。

この価格での提供できるのは50足のみ!!  お早めに~♪♪


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しっかりとした素材に、やや細めのシェイプ。

フロントは二つ割れになっていて幅方向にも動きます。


甲はやや高めですので、甲の立ち上がりが急なイタリア物よりは

イギリス物の方が相性良さそうです。




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持ち手の金属は、鈍い艶にどっしりとしたボリューム感。




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やや粗さはあるものの、なかなかの仕上がりです。




これで ¥4,200- !!



サイズ展開は4サイズで入荷しています。

ほとんどがS、M、L、の展開ですから、よりその靴に合うサイズを選ぶことができます。


サイズは店頭のスタッフが見立てますので、ツリーの欲しい靴を履いたままご来店ください。


各店で販売中です!!


  




( 青山店 鳥海 )









2010/09/17|イベント、SALE情報コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
DSC00429.jpg 












毎週毎週怒濤のような週末を終えたある日曜日。


閉店後の渋谷店。


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お気に入りの「ケンブリッジ」(トリッカーズのセミブローグ)を一心不乱に磨くイマヅ
履いてる靴を片足づつ脱いで磨くのね?(笑)


そりゃそーだわな・・・・・・・・。



















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実兄のブーツをオールソールしようと古いアウトステッチの糸を抜く長谷川

出来ねーくせに「どうやってやるんスか?」の急先鋒(笑) 
















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フナヤマは「一心不乱に磨くイマヅ」を横目に喉を潤した後・・・・・・・・・・ 














  DSC00442_20100916211405_20100917164117.jpg

ブログ記事の資料集め。





いい記事書けよ~。期待してるぞ~☆





(ユニオンワークスではブログを就業時間内で書いてはいけないルールがあります。そのかわり一記事ごとに対し報酬を出しています。)
















タイムカード打刻後の個々作業。




「好きだからやる」 寝食忘れ「やりたいから、好きだからやる。」




ユニオンスタッフの一番の誇りでありマス☆


















「コンプライアンス」っつーめんどくせー言葉があります。




イギリス寄りではありますが愛する祖国、我が「ニッポン」はこのままでは確実に韓国、中国に追い抜かれます。




ユニオンワークスだけは靴修理業界において絶対に抜かれようがありません☆
















冒頭のネクタイの写真は私が支給したモノやおさがり、その他もろもろ。いいもの持ってる子は持ってない子に貸すし、共有財産みたいなモンです。



入社一年未満の新人さんたち。


給料まだまだ少ない子らが高級なタイを絞めれるはずないし、ソコは「カイシャ」が支給します。



漫然と長年仕事を続けた「ベテラン」より、激しい向上心と愛を持った「新人」が勝る場合は多々ございます☆





















週末は渋谷店     なかがわ










2010/09/16|日々の出来事コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 
 もういい加減にして欲しいくらいの暑さですが、皆様お元気でしょうか。

 そろそろ秋とお天気お姉さんは言ってますが、
 未だに夏物のコットンスーツで、汗だくになっております。
 
 そうなると私の場合、足下はスリップオンがお約束です。

 
 フルブローグやダブルソールの靴は重厚過ぎるため、
 夏は軽快なスリップオンをスーツに合わせるのが好きです。







 今回ご紹介するのはJohn LobbのRio。



       !cid_00d601cb53e5$8a034f40$0401a8c0@pPC.jpg

 
 

 製造はおそらくC&JですがやはりアッパーのクオリティはJLクラスです。   

 デザインはこの数十年、まったく変わっていません。 




     !cid_00d701cb53e5$8a034f40$0401a8c0@pPC.jpg

      
     
 

 私が初めてこの靴と出会ったのはパリのエルメス本店で、
 それまで愛用してきたローファーと明らかに違う洗練された表情が印象的でした。
 
 当時は年配の店員さんまで、
 ウーステッドのネイビースーツに磨き上げたこの靴を合わせていました。




 
      !cid_00d801cb53e5$8a034f40$0401a8c0@pPC.jpg 





 
 デザインの特長はサドル部分の丸窓と、絶妙なノーズの長さといったところでしょうか。
 逆をいえば、それだけのことでEGやWestonにはない洒落た雰囲気を醸し出しています。

 John Lobbのクラシックローファーではもう1型、Lopezというモデルがあり、
 私はブラウンを所有していますが見比べるとデザインはまったく同一です。
 違いはRioはアンラインドであるため足への馴染みが若干早いことくらいです。
 このRioも購入してから10年以上経ちます。



 ユニオンワークスでビンテージスティールを打ってもらい、
 たいせつに履いているせいか経年変化は殆どありません。


      !cid_00d901cb53e5$8a034f40$0401a8c0@pPC.jpg 





 これからも夏期限定シューズとして愛用していきたいと思っています。

 とはいうものの、 そろそろきちんとしたレースアップシューズが履きたい
 今日この頃です。



  yo-c


2010/09/16|その他の靴コメント(2)トラックバック(0)TOP↑

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トリッカーズ イミテーションキャップトゥ シューズ

今年の六月に購入し、少し珍しいデザインということもありとても気に入って履いています。

このままでも十分気に入っているのですが、よく見ると内鳩目になっています。



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トリッカーズのカントリーシューズには内鳩目と外鳩目があり、個人的には外鳩目が好きです。


ユニオンワークス渋谷店に置いてあるカントリーシューズもやはり外鳩目が多いです。


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そこでこの靴を内鳩目から外鳩目にカスタムしてみました。


まず、現状付いている内鳩目をはずし、


鳩目が入る大きさまで穴を大きくします。









新しい鳩目を入れたらここがポイントです!





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マイナスドライバーでグリグリし、菊割りがきれいになるように押し込みます!





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その後、菊割りで慎重に打ち込み、しっかりかしめます。






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きれいに打てました♪

紐を通したら、完成です!


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いかがでしょうか?

鳩目を変えただけでも、ガラリと印象変わりますね!

ユニオンワークスではトリッカーズの純正鳩目もご用意がございます。 (純正紐もございます。)

是非試してみてください!!




渋谷店  長谷川
















2010/09/15|トリッカーズコメント(0)トラックバック(0)TOP↑

  ある日の朝


 作業棚に、メモと見慣れない靴が1足



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 メモには見慣れたボスの字で 「これ、縫えるかな?」 


  ウェルトのコンディションを確認すると



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 ‥‥‥‥。




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 「これは、ちょっと‥ 」    という状態



 リウェルトしないと強度が保てないのでは?

 と思いつつ裏返すと
 


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 !

 
 ハンドソーン!  (中底を加工して直接すくい縫いする製法です)



 ソックシートを覗くと



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 Royal warrant が美しい

 ロンドン・ロブのビスポークと判明


 
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 すぐさま、シモダ氏を呼び出し今後の方向性について会議



   議長あおき   「リウェルト出来るかな?中底の痛みも進んでるよ。」


   シモダ     「‥いけるでしょう」 
 


  議長あおき   凄いねぇ (これは悔しいので本人には言いません)



 彼の言葉を信じ、待つ事 数日…



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 完璧にリウェルトされたジョンロブが仕上がってきました!
 

 
 



 仕上がりは、また次回







 


 
 (工場あおき)
   


 

2010/09/14|メンズ靴修理コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
「せっかくUNION WORKSに行くんだったら、 お店の周辺をブラブラしてみたいなあ」。
という方、意外と多いのでは?
渋谷や青山まで行くのだから「行って帰って」じゃもったいない。
という方のために、UNION WORKSからほんの少し歩けば楽しめるスポットを、
(スタッフ全員忙しいので)代わって私ライターYMが紹介させてもらいます。

まずは青山店(住所と地図はこちら) 
青山店 


青山店を後にしてキラー通りの神宮前3丁目交差点を左折、
すると右側に「Le Globe」が見えます。
LeGlobe
ハンガリー製ドイツシューズである名靴
「ハインリッヒディンケラッカー」が手に入るのは東京ではここだけ。


道路を挟んで左側には「B.R. SHOP」が。
B.R.SHOP
「BOGLIOLI」や「INCOTEX」「PT01・PT05」など、
ベーシックかつ最先端のアイテムが目白押しです。


さらに真っすぐ進むと右手には「Amber Court」。 
AmberCourt
狭い店内に「gloverall」や「Tricker's」「BRIGG」などの
大人の名品がギッシリ詰まってます。


もう少し進むと左手には言わずと知れた「UA原宿本店」が。
UA原宿本店
道路を挟んで真向かいには「CHROME HEARTS」もあります。


明治通りに出て左折すると、そこから先はBEAMS村。 
International Gallery BEAMS
まずは「International Gallery BEAMS」。 


BEAMS PLUS原宿
別注のオールデンが豊富な「BEAMS PLUS原宿」。


明治通りと並行して走っている通称「とんちゃん通り」には「BEAUTY&YOUTH」や、 
BEAUTY&YOUTH



ドメスティック・アクセサリー・ブランドの「JAM HOME MADE」もあります。
JAM HOME MADE 



青山本店からここまで歩いて15分ほど。
ちょっと足を伸ばすだけで十分に楽しめる、そんなエリアです。
これから少しずつ涼しくなってきます。
青山店にお越しの際は散歩がてら是非ブラッとしてみてください。
※次回は外苑前駅方面をご紹介します。

byライターYM
2010/09/13|店舗、スタッフ紹介コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
  

 
    すでにお気づきの方も少なく無いのでは?


order sheet 



 この度、ユニオンワークスのHPに

      ORDERSHEETをつくってみました!



 店舗にご来店が難しい、遠方にお住まいの方や、多忙なジェントルマンに

 是非、ご利用頂きたいと考えております。





 HPのトップページ


Top page 

  【 How to Order & Contact  】 をクリック。




order sheetへ 

 【 ORDER SHEET 】 をまたまたクリック!

 
 order sheet small   ←するとこちらが登場!!                                   
 

 パソコンで直接入力するも良し、プリントアウトして手書きするも良し

 絵を描いていただいてもOKです。


 みなさんの力作をお待ちしております。



 union works







2010/09/11|お知らせコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
DSC00402.jpg 


もう買ってよいですかー?で、シュナイダー・ライディングブーツのジョージブーツ購入しました☆

コレに限っては社販割引ナシ!!




http://unionworks.blog118.fc2.com/blog-entry-474.html

http://unionworks.blog118.fc2.com/blog-entry-475.html











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まだまだ課題はありますがアッパーの革はホント極上♪



ちょっと明るいかなー?はありますが往年のヴィンテージ英国靴の「ウィローカーフ」を想わせる独特の色味、質感がたまりません☆











そして特筆すべきはフィッティング。

これは文章ではなかなか表せませんが、両手でフワッと足を包まれているような履き心地。

「革手袋のような・・・・・」という表現がありますがまさにそんな感じ。



私の足とブーツとの相性がたまたま合ってしまった可能性もあるのでソコを皆様に強くお薦めすることは控えますが、これまで色んな靴を履いてきて、またこういった体感を得るのは至福の時であります。







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それにしてもこんな不恰好なモンがこんなエレガントなモノに入っちゃうことが不思議・・・・・・・・。








シュナイダー・ライディングブーツ
ジョージブーツ

¥105,000-(かなりお安いはず?)




残りサイズ7、8、8ハーフの3足です。

9月11日サイズ7がSold Out !

ユニオンワークス渋谷店にてお待ちしております☆




尚、暑中見舞いの特典につきましては、本日をもって終了とさせていただきます

ご利用頂きました皆様、ありがとうございました。





週末は渋谷店 なかがわ

2010/09/10|その他の靴コメント(2)トラックバック(0)TOP↑
 1週間前、UNION WORKSに預けたロッドソンのガン、受け取ってまいりました。



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 まず、今回お願いしたのは履く前のケアです。

 
 なにしろ25年から30年前の靴ですから、デッドストックでも油分は切れているはずです。
 そのまま履いたら醜いシワや、ヒビ割れの危険性があります。
 
 この場合は乳化性クリームをたっぷり塗り、1日放置して、
 その後よくブラッシングするのがユニオンのやり方。

 ガンはアニリンカーフなのでむやみに光らせず、
 トゥの部分だけワックスで軽く鏡面磨きを施してくれたそうです。
 

 
 心なしか全体にしっとりとした艶が感じられますね。




 

 

 
 次がお約束のビンテージスティール。


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 トゥはヒールと共に最も摩耗が早い部分なので、減る前にトゥチップを打っておけば安心です。
 
 特にビンテージスティールは、ソール面とチップ面に段差がつきませんから、
 履いていてもまったく違和感がありません。
 
 
 新品の状態で打つほうが手間がかからないぶん割安なので、
 新しい靴を履きたい気持をグッと抑えて、ユニオンワークスに駆けつけることをお勧めします。


 


 


 しかし改めて見ると、ロッドソンのアウトソール形状は独特ですね。

 
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 これはTURNING FOOT(ターニングフット)と称する内側に振れた、
 いわゆるオブリークトゥの1種です。
 
 これに最も近いのはAldenのモデファイドラストでしょう。
 こちらは1963年に開発され、ハンマートゥやX脚など脚にトラブルを抱えた人でも
 快適に歩けるように開発された木型です。
 アーチ部分を絞りこんだインサイドストレート、アウトサイドカーブのラストは
 足の指でジャンケンができるほどの楽な履き心地です。

 
 
 しかし私がにらむところ、デザイナーであったジェラールセネさんの場合は、
 スタイル優先の結果に辿りついたラストのような気がします。

 今日に至るまで、彼の作る靴というのはシャープさが持ち味です。
 特に近年は、足の形状とはほど遠いスマートな靴を発表していますね。

 見た目の美しさにどうしたら靴としての実用性をマッチさせるかという研究の末、
 開発されたラストではないでしょうか。



 
 実際にガンに足を入れても、爪先の窮屈な感じがまったくありません。
 これも私や中川代表がロッドソンを偏愛する理由のひとつです。


 
 こうなるとガングロ(GUN BLACK)が猛烈に欲しくなってきました。
 あるいはフローシャイムのユマ、ブラックコードバンで満足するか。


 

 スリップオン好きの悩みはまだまだ尽きません。







 yo-c

2010/09/09|その他の靴コメント(0)トラックバック(1)TOP↑
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前回から引き続き Edward Green のオールソール☆








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数ある種類のベンズ(アウトソール)から厳選したものを新たなソールとして仮接着、その後エッジをトリミングします。









OS前   


ウェルトに残る古いアウトステッチは全て除去済み。これ当然です♪

同じ穴に新たなステッチを落とすことはまさに神業?









OS後 


まあ、ご覧の通りでございます(笑)









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ただ、古い穴を追いガチャガチャ縫えばいいって話しじゃありません。ソール面には糸が出ないよう「ヒドゥン・チャネル」仕様です。エドワードグリーンのソールを貼りかえるなら、これも当然です♪












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で、「ヒドゥン・チャネル」


なかなか実際の所どうなっているのか???


今回はアップでご紹介。


5ミリ厚のアウトソールのエッジから7、8ミリを薄く?スライスし?それをまくり上げ?、その下を?縫っていくわけです。


(「?マーク」多いのは的確な表現が見つからないためです。言葉にすると何だか安っぽく簡単そうになってしまいますが、なかなか奥が深いんですよ。)









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ちなみにこの画は本家エドワードグリーンの工場が行ったもの。靴の製造工程を紹介するサンプルです。

やはりかないません。ため息モンです・・・・・・・・・・・。








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チャネルを寝かせてヒールも付いた画。

ここからはトリミング妙技の見せ所。










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ヒール部のラフ・フィニッシュ。












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ヒールの飾り釘は真鍮無垢のモノ。

一本打っては釘の頭を落とし・・・・・・それの繰り返しで今回は両足で46本。








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ウェストのラウンドエッジの再現。これも常識です。













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ソール・ステインで仕上げた後、決められた箇所にコテ、ウィール(飾り)を入れて完成☆

お疲れ気味のアッパーも優しく磨いてあげます。










これでまた長く履けますね☆












2010/09/07|エドワードグリーン コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 

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Begin 10月号に ユニオンワークスエプロン が掲載されました。

(87ページをご覧ください。)
 


このエプロン。自分で企画したもんだから愛情もひとしおです。。

顔見知りのお客様にはついつい強力プッシュ!!
 

逃げるに逃げれず? 購入していただいたこともあったような・・・
 


しかし、後日話を聞くとあれから頻繁にキッチンに立つようになってしまったとか。
 

せっかく買ったから使ってみるか!?

が、スタートのようでしたが使い勝手が良ければ続くもの。道具には大切なことです。

プレゼントにもオススメですよ!







もちろんユニオンワークスの作業エプロンですから、自宅での靴磨きにも最適。

以前自宅のどこで、どのような服装で靴を磨いているか  アンケート を取ってみました。

 


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200件もの回答いただきました。 ありがとうございました。!!


結果は、玄関で。 汚れてもいい服装でが大多数。

エプロンつけては少数でしたが、これならサッと手間なく着られます。


座った時にも膝が隠れる長さ。



これ、靴磨きには重要です。お使いいただければ実感していただけるはず!

是非、店頭に試着しに来てください!!  



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( 青山店 鳥海 )












2010/09/03|掲載記事コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
  

 好みの色や、シューズブランドなど


 年齢と共に変わってきました


 以前は、茶系ばかり履いていましたが、今は黒が気分です



 みなさんのコレクションの中にも「黒い靴ならもう少し履くのに」と眠っている靴が


 ありませんか?

  
 
          
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 今回は、惜しまれつつも、日本から撤退してしまったステファノベーメル


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フルブローグを黒く染めてみせましょう      ニヤリ


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【修理方法】

 ・まず靴紐を外す

 ・ブラシや柔らかい布を使い汚れを落とす


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 ・あとは秘密 (ゴメンナサイ)



 染め変えの修理は、少々お時間いただきますので(3週間~)


 しばしユニオンボーイの夏の思い出をお楽しみください



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 1週間

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 2週間

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 3週間後         





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 いかがですか? 

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 「おぉー!」っと声に出して頂いた方                     もし、いらしたら


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 ありがとうございます♪

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 染料にて黒染めをしていますので

 表面からヒビ割れて、地の茶色が見えてくる心配もなく

 黒のクリームで磨いていけば、もっと色が馴染みます。


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 ご興味ある方、ご相談ください!




 尚、素材や靴のコンディションによって、

 染め変えが難しい場合がございますのでご了承ください






 (工場あおき)






2010/09/02|メンズ靴修理コメント(6)トラックバック(0)TOP↑
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数あるノースハンプトンのシューファクトリーの中でも最高峰に君臨するエドワードグリーン!!


を、オールソール☆ 



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まずはヒールを一枚づつ剥がします。 


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ウェルトとアウトソールの間にカッターを入れると「プチプチプチッ」となんともいえぬいい音とともにアウトステッチが切れ、アウトソールは「パッラ~」と剥がれます。




この瞬間がエドワードグリーンがエドワードグリーンであることの証。極力ボンドを使わず、糸と釘のみで構成されるコンストラクションに頭が下ると同時に畏敬の念を改めて抱かざるを得ません。 












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ウェスト部に仕込まれた黒い革。こいつがエドワードグリーン独特のウェストの丸みをサポートします。

なくしたら大変!大事に再利用します。 


















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横に走る白いステッチがウェルトステッチ(すくい縫い)その上黒く点々に見えているのがアウトステッチ。

これらが絡まず、こんなに均一に平行して走る所もエドワードグリーンのマジ偉いトコロ!! 












DSC09950[1]  


無事ソールが剥がれました。








DSC01088.jpg 


コルク(フィラー)が劣化している場合は詰めなおしてあげて・・・・・・・・








後編へ続きます☆


















週末は渋谷店 なかがわ


2010/09/01|エドワードグリーン コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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