先日のブログでお知らせしましたヴィンテージウォッチのトランクショー。
いよいよ今週末の開催でございます☆
場所 :The Upper Gallery
時間 :12時~20時
期間 :6月9,10,11(土、日、月)
本日はトランクショーを開催して頂くadvintage様より寄稿して頂いておりますので、是非ご覧くださいませ!

英国での買付けはロンドンが拠点。ここから近郊のマーケットや地方に遠出します。パリやその他の都市と比べ交通機関等が非常に便利なので、かなり東京に近い感覚で動き回れます。
上の写真はポンド換金のため立ち寄ったオックスフォードサーカス。老舗デパート〈リバティ〉にも程近いオックスフォード・ストリートは毎回さまざまなフラッグがたなびいていますが、今回はこれでもかというユニオンジャック推し。
最近の買付けは、コレクターやウォッチディーラーから直接アポイントをとる方法が中心。以前は毎日時計を求めてイギリス中のマーケットをドサ回りしていましたが、そんな中で知り合ったディーラー達や、彼らから別のディーラーを紹介してもらったりして、以前に比べて無駄な動きが少なくなり、同時に現地でのコミュニティに大分馴染んできた気がします。


もちろん大規模なアンティークマーケットや、ウォッチフェアにはどんどん行きます。毎回行くウォッチフェアのひとつがこちら。開場前から駐車場のあちこちで既にディールが始まっています。
5月だったのでもう明るいですが、実際は朝の7時。冬場は真っ暗なので、みんな懐中電灯を持って物色します。


ひとたび開場すると、まず最初の30分が勝負。なのですが、出展しているディーラーも他のブースを回ったり、会場をウロウロしている別のディーラーからアイテムを仕入れたりするので、常に各出店者をこまめにチェックしないといけません。常に早足で動き回ること数時間。意外と疲れます。



ちょっと寄り道。こちらは今回初めて訪れた、サウスケンジントンにある科学博物館。ここには1953年に達成されたエベレスト人類初登頂の英雄、エドモンド・ヒラリー卿(写真左)が、その際に身に付けていたスミスの名機「デラックス」の実物が展示されています。少々雑ですが。




実際当時のエベレスト・チームの腕時計のメインスポンサーは、実はロレックス。シェルパのテンジン・ノルゲイもロレックスを身につけていたそうですが、なぜかヒラリー卿はスミスを愛用していたようです。

いやはや、ここ数年でヴィンテージウォッチの現地市場も様変わりしました。全体的な価格高騰もさることながら、特にスミスの良個体はマーケットには出てこなくなり、ほぼコレクター頼み。それでも今回の買付けは個人的にかなり充実した内容になったと思います。

そしてここからは余談です。
実は僕が時計の買付けに行くようになってから毎回、現地でストリートスナップを撮り続けています。極めて個人的な目線ですが、ヴィンテージウォッチが似合うスタイルを考える上で、現地の市井の人々のファッションというのは非常に参考になります。最後に、今回撮ってきた数枚をご紹介したいと思います。








ちなみに過去に撮ってきたストリートスナップは、下のサイトにアーカイブしています。ご興味があれば。