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前々から革靴のお手入れの仕方をどうしたら良いかというご質問がちらほら。

手入れに決まりはなく、人によってその方法は様々ですが

今回はオーソドックスなケア方法をご紹介します。



IMG_9716.jpg      

こちらはお磨きでお預かりしたジョンロブのサイドゴアブーツ。

以前はよく履いていたが気分が変わりしばらく放置していたそうです。




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寄ってみると革が乾燥し白っぽくなっています。

いくら良い革でも乾燥したまま放っておくのはいけません。

しっかりケアしていきましょう。



まずはブラシを使い付着しているゴミやホコリを払います。

その後、汚れや古いクリームを落とす作業を。


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ここではブートブラックのツーフェイスプラスローションを使用。

こちらは水性と油性どちらの汚れも落とすことができるので大体の軽い汚れはこれ一本で落とせます。

適量を布にとり、汚れを拭き取るようにしてあげます。



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表面に付着した汚れや古いクリームが落ち、スッキリとしました。

今回は革が乾燥していたので続いての作業は潤いを与えます。



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ここではモウブレィより水分の多いデリケートクリームを使用。

このクリームにはラノリンという成分が含まれています。

ラノリンは高い保湿効果と柔軟効果が特徴。

浸透力もあり革に潤いを与えて乾燥やひび割れから守ります。

化粧品なんかにも使われている有名な成分です。



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ブラシや布を使っても良いですが今回は指を使って馴染ませます。

履きジワの部分はシワに沿って少し多めに。(多く塗るから効果が高いのかは不明です。気持ちの問題で。笑)




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画像では判断しづらいですが潤いを取り戻しモチっとした質感になりました。

次はいよいよクリームを入れます。




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今回はサフィールノワールのクレムを使いました。

クリームはどのメーカーも基本的には大きく3つの成分からできています。

それは”水”、”油”、”ロウ”。いわゆる乳化性というやつです。

各メーカーや商品で細かい成分や配合の割合に違いはありますが、大まかにいうとこの3つ。

どこのクリームを使っても基本的には問題ありません。お好みでお選びください。

そんな中、今回使用するクレムは油性のクリーム。

つまり水分を含んでいません。

乳化性クリームのナチュラルな仕上がりと比べてギラッと艶がます。

また補色効果も強いので見栄えの良い仕上がりとなります。

ドレッシーな靴との相性が良く、個人的にも大好きなクリームです。


こちらも先ほどと同様に指で塗り込んでいきます。

ここで多く塗るのが良いとお考えの方が多いのですが

薄〜く塗り広げるような感じで十分です。

私の場合は片足に米粒5、6粒程の量を伸ばしていきます。



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クリームを薄く伸ばしました。



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その後、豚毛ブラシでクリームを均等に馴染ませます。




IMG_9732.jpg

これだけでもかなり艶が出てきますが




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最後に馬毛ブラシで不要なクリームを取り仕上げます。

(仕上げに山羊ブラシを使うと一層艶が出ますが、馬ブラシでも十分です。)




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そして仕上がった靴がこちら。



磨く前と比べてみると


IMG_9716.jpg

Before



IMG_9736.jpg

After
乾燥し白っぽくなっていた革が本来の黒さと輝き、柔軟性を取り戻しました。

乾燥したまま放置するとひび割れの原因になりますので定期的なケアをオススメします。

今回ご紹介したケアグッズはユニオンワークス各店にご用意しておりますのでぜひご利用ください。

もちろんお磨きのご依頼も承りますのでお気軽にお申し付けください。

・Polish ¥1,100〜






ありがとうございました。





横浜店 シン

2020/01/31|その他の修理||トラックバック(0)TOP↑
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